埼玉県日高市にある巾着田は、高麗川の蛇行により長い年月をかけて形作られ、その形が巾着に似ていることから、巾着田と呼ばれます。ここは季節によって様々な花が咲くのですが、秋には500万本とも言われる曼珠沙華(彼岸花)が咲き乱れます。花の季節には「巾着田曼珠沙華まつり」が開催され、多くの人たちで賑わいます。期間中は入場料として500円が必要です。2022年度のまつりは10月2日で終了しています。

     2022年9月下旬のまつり期間中に花を見に行ってきました。東京都心からでも比較的近いです。私は電車を利用して行きました。池袋駅から西武線の特急に乗れば飯能駅までは約40分ほど、そこから各駅停車に乗り換えて2駅目の高麗駅が最寄りの駅です。
     飯能駅から先は電車の本数は少なくなるようですが、そんなに待ち時間は長くありませんでした。まつりの期間中は臨時列車が走っていたのかもしれません。時刻表はよく見なかったけれど、高麗駅では臨時の改札口が設けられていて、まつりの混雑に対して特別な対応をしていたことは確かです。私は平日に行って午前10時30分頃に到着したので、そんなには混雑していませんでしたが。

       余談ですが西武線の特急乗り場へ行くためには、以前は改札を通らないと行けなかったのですが、それがなくなっていました。何年か前に利用したときは自動改札があって、そこで少し込み合ってしまうことがありました。
       たしか秩父に行った帰りで、特急を利用して終点の池袋で降りると、改札で詰まるようで、人が動くのに時間がかかります。なぜなら、そこで引っかかってしまう人が時々いるからです。というのは乗車券がICカード(PASMO等)で特急券が紙の切符という組み合わせの場合は、先に特急券を改札に入れて、それからICカードをタッチするというやり方(だったと思う)になるのですが、普段は西武線の特急を利用しないとか、今日はじめて利用したという人たち(観光の場合はだいたいそうなりますが)は、それがよくわからなくて、最初にICカードをタッチしてしまい、ゲートが閉まるということがたびたび起きていました。それを未然に防ごうとして、駅員さんが「特急券を先に入れてください!」とか何とか叫んでいたことを覚えています。
       改札がなくなったことで、それらの問題もなくなり、人がスムーズに移動できるようになって、以前よりも利用しやすくなったと思います。