高麗神社は埼玉県の日高市にあります。ここには高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)が祀られています。彼は昔朝鮮半島にあった高句麗(こうくり)という国から来た人で、716年に武蔵国に高麗群が置かれた際に郡司を命ぜられ、郡を収めることになった人です。日本では高句麗のことを高麗(こま)と呼んでいたようです。
電車を使って行く場合はJR線の高麗川駅を利用するのが一番近くて、徒歩約20分です。西武線の高麗駅も利用できますが、神社まで徒歩約50分です。私は高麗駅からの50分コースで行きました。この近くは日和田山などの低山があって日帰りの登山が楽しめる場所ですから、ハイキングだと思って歩いてみると楽しいです。「かわせみ街道」という道をひたすら歩いたのですが、歩道が狭くて、その横を車がビュンビュン走っていくので、ちょっと注意が必要です。9月に行ったので、途中にコスモスの花が咲いている場所があって、とても癒されました。
神社には広い駐車場があるので、車で行くこともできます。私の横を通り過ぎた車の中には、高麗神社へ向かっていたものも少なくなかったでしょう。何台くらい停められるのかわかりませんが、満車になっていれば待たなければいけないので、歩けるのであれば歩くのがおすすめです。
このお寺は高麗神社のすぐ近くにあります。正式には高麗山聖天院勝楽寺といいますが、普通は単に聖天院と呼ばれるようです。高麗王若光が亡くなったあと、菩提を祈るため、751年(天平勝宝3年)に建立されたと伝えられており、境内にはその墓もあります。