上野東照宮
上野東照宮は東京都台東区上野公園内にあります。1627(寛永4)年創建の神社で、徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りしています。1651(慶安4)年に3代将軍家光公の命により再造営したもので、1866(慶応2)年に勅使門と回廊が焼けましたが、唐門・透塀・拝殿・本殿は家光公の造営した当時のものです。
幕末の上野戦争(戊辰戦争)では、新政府軍と旧幕府側の彰義隊が寛永寺で衝突、多くの伽藍や子院が焼失しましたが、上野東照宮は奇跡的に戦禍を免れました。また、1923(大正12)年の関東大震災のときも、倒壊・焼失することはなく無事でした。
第二次世界大戦中の東京では、1945(昭和20)年に東京大空襲があり、アメリカ軍B29爆撃機344機による東京への夜間焼夷弾の爆撃により、死者約10万人、焼失戸数約27万戸という大惨事となりました。上野東照宮でも焼夷弾が金色殿のすぐ裏に投下されたそうですが、幸いにも不発弾であったため無事でした。
明治時代になると神仏分離令のため、境内の五重塔を寛永寺に譲渡(現在は東京都の管理)し、江戸時代よりも境内地は縮小されました。そのためなのか、今でも塔だけはすぐ近くに見えるものの、上野動物園の中に入っています。
ともあれ、江戸時代初期に建立された多くの建物が奇跡的に現存し、今でもその姿を見ることができます。
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大石鳥居 -
大石鳥居と唐門の間にある小さな門 -
唐門とその前に並ぶ銅燈籠 -
唐門 -
不忍口鳥居 -
不忍口鳥居の先にある石段 -
銅燈籠 -
高さ6.06メートルのお化け燈籠
上野東照宮ぼたん苑
上野東照宮の敷地内にはぼたん苑があります。これは1980年に、日中友好を記念して開園したものです。ここは一年を通して開苑しているのではなく、花が咲く時期になると開苑します。冬と春はぼたんが、秋はダリア(天竺牡丹)が展示されます。入苑は有料です。開苑期間と入園料については、上野東照宮の公式サイトからご確認ください。
下の写真は2020年の冬ぼたんの様子です。公式サイトによると、冬は40品種160株が栽培されているとのこと。色とりどりのきれいなぼたんがたくさん咲いていました。梅の花も咲いていて、とてもいい香りがしました。苑内からは五重塔がよく見えるので、花と一緒に眺めるのも素敵です。
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白いぼたん -
赤いぼたん -
うすいピンクのぼたん -
ピンクのぼたん -
苑内の通路に沿って咲くたくさんのぼたん -
まとまって咲くぼたん -
和風の演出が施されたぼたん -
春の花々と五重塔 -
五重塔とぼたん苑に咲く花々 -
冬ぼたんと五重塔
