八王子城
八王子城跡は東京都八王子市にあります。当時の城主は北条氏照で、標高460メートルの深沢山の周辺に彼によって築かれました。それは1584年から1587年の間と考えられています。
1590年、豊臣秀吉が関東地方を掌握するためにこの城を攻めました。氏照の家臣たちは奮戦しましたが、城は一日で秀吉軍の手に落ちました。氏照はそのとき小田原城にいて、八王子城には不在でした。
城で最も重要な場所は本丸(主郭)ですが、平地があまり広くないため、天守のような大きな建物はなかったと考えられています。
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八王子城跡に残る石垣 -
金子曲輪 -
頂上付近からの眺め -
小宮曲輪(三ノ丸) -
松木曲輪(二ノ丸) -
山頂曲輪(本丸)
御主殿跡
八王子城には御主殿(ごしゅでん)と呼ばれる本殿がありました。城は急な山に築かれていましたが、常に山の上で守っていたわけではなく、通常は山のふもとにある御主殿で生活していました。
現在でも八王子城の一部の石垣などの基礎部分は非常に良好な状態で残っており、訪れる価値があります。まず正門(大手門)があり、その先に古道が続いています。途中には橋があり、その橋を渡ると入り口があります。石段を登ると門があり、それは冠木門(かぶきもん)と呼ばれます。最後にその門を通ると、御主殿跡に到着します。
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大手門跡 -
古道 -
曳橋(撮影時は橋がかかっていない) -
曳橋と御主殿入り口の間にある石段 -
御主殿入り口にある冠木門 -
庭園跡 -
会所脇の敷石通路跡 -
会所跡
八王子神社
松木曲輪の北側には中の曲輪があって、そこには八王子神社があります。深沢山のふもとにあるガイダンス施設から3分ほど歩いたところに神社の鳥居が立っています。そこから少し登ると二の鳥居があり、その先をさらに登っていくことになります。
中の曲輪までたどり着くと、小さな建物がいくつかありました。これが八王子神社です。「頂上」と書かれた小さな石があるのですが、実際にはまだ道が続いています。もう少し登った所に山頂曲輪(本丸)があって、そこがもっとも高い場所だと思われます。
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鳥居 -
二の鳥居 -
「頂上」と書かれた小さな石 -
石造 -
小さな建物1 -
小さな建物2